犬のよだれが多いのはなぜ?解答:犬のよだれが急に増えたら、何らかの健康問題のサインかもしれません!うちのチワワも先週、急によだれが増えて心配になったことがあります。実は、よだれの原因は歯周病から中毒症状まで様々。特に、嘔吐や下痢を伴う場合は要注意です!この記事では、獣医師監修のもと、犬のよだれが多い7つの原因と、自宅でできる対処法をわかりやすく解説します。愛犬の様子がおかしいと感じたら、ぜひ参考にしてくださいね。
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- 1、犬のよだれが多いのはなぜ?
- 2、どんな時に緊急対応が必要?
- 3、動物病院での診断と治療
- 4、予防のためにできること
- 5、よくある質問
- 6、犬のよだれと季節の関係
- 7、犬種別によだれの量が違う理由
- 8、よだれと食事の意外な関係
- 9、よだれにまつわる豆知識
- 10、よだれ対策グッズの選び方
- 11、FAQs
犬のよだれが多いのはなぜ?
犬のよだれの基本メカニズム
犬がご飯を食べる時、首やあご周辺の唾液腺が消化を助けるために唾液を分泌します。この唾液が口から溢れる現象が「よだれ」です。例えば、おやつを見た時やドッグフードの袋を開ける音を聞いた時などによく見られます。
実は、ほとんどの犬種ではよだれは問題ありません。でも、マスティフやセントバーナードのように上唇が大きい犬種は、他の犬よりよだれが多い傾向があります。うちの近所のセントバーナードは、夏場によだれで前足がびしょびしょになることがあるんですよ!
よだれが増える主な原因
犬のよだれが急に増えたら、何か問題が起きているサインかもしれません。考えられる原因をいくつか挙げてみましょう。
原因 | 具体的な例 | 見られる症状 |
---|---|---|
口腔内の問題 | 歯周病、口内炎、腫瘍 | 口臭、出血、食事を嫌がる |
消化器系の不調 | 胃炎、腸炎、膵炎 | 嘔吐、下痢、食欲不振 |
中毒 | 有毒植物、チョコレート | よだれ、震え、嘔吐 |
特に注意が必要なのは、電気コードを噛んだ後のやけどや電池の液漏れなどの化学的損傷です。うちのチワワが昔、コードをかじってしまい、口の端がただれてしまったことがありました。すぐに動物病院に連れて行ったので大事には至りませんでしたが、本当に危険です!
どんな時に緊急対応が必要?
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すぐに病院へ行くべき症状
よだれだけでなく、以下のような症状が見られたら、すぐに獣医師に相談してください。
・嘔吐や下痢が続いている
・元気がなく、ぐったりしている
・口から出血している
・食事を全く摂らない
・歩き方がおかしい、ふらついている
「うちの子、昨日からご飯を食べないし、よだれも多いんだけど...」と思ったら、迷わず電話してください。早めの対応が大切です!
自宅で様子を見ても大丈夫な場合
車に乗るのが苦手な犬や、雷が鳴ると怖がる犬は、一時的によだれが増えることがあります。このようなストレス性のよだれは、原因がなくなれば自然と治まります。
でも、ストレスが長期間続く場合は問題です。我が家のダックスフントは引っ越し当初、3日間もご飯を食べずによだれが止まらなかったことが...結局、獣医師に相談して落ち着かせる薬を処方してもらいました。
動物病院での診断と治療
診察の流れ
獣医師はまず、口の中と首周りを丁寧にチェックします。うちの犬が診てもらった時は、こんな質問をされました。
「最近、変なものを食べていませんか?」
「ワクチンの接種は済んでいますか?」
「いつから症状が出始めましたか?」
必要に応じて、血液検査やレントゲンなどの検査も行われます。重症の場合は、CTやMRIを撮ることもあるそうです。
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すぐに病院へ行くべき症状
原因によって治療法は大きく異なります。
歯周病が原因なら、歯石除去や抜歯が必要かもしれません。細菌感染なら抗生物質が処方されます。腫瘍が見つかれば、手術や化学療法が検討されるでしょう。
「治療って高くつくんじゃない?」と心配になるかもしれませんが、早期発見すれば治療費も抑えられます。定期的な健康診断がお財布にも優しいんです!
予防のためにできること
毎日のケアが大切
よだれの原因を完全に防ぐのは難しいですが、リスクを減らす方法はあります。
・歯磨きやデンタルケア用品で口腔衛生を保つ
・危険なものを犬の届く場所に置かない
・フードを変える時は1週間かけて徐々に切り替える
・定期的に健康診断を受ける
我が家では、歯磨きが苦手な犬用にデンタルウォーターを使っています。水に混ぜるだけなので簡単ですし、獣医さんもおすすめしていました!
中毒予防のポイント
犬にとって危険なものは意外と身近にたくさんあります。チョコレートや玉ねぎは有名ですが、観葉植物や人間用の薬も危険です。
先日、友人の犬がテーブルの上の鎮痛剤を誤飲してしまい、大慌てで病院に駆け込んだそうです。幸い大事には至りませんでしたが、本当にヒヤッとしました...犬の届く場所には何も置かないのが鉄則です!
よくある質問
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すぐに病院へ行くべき症状
A. 年齢とともに自然に増えることはあまりありません。もし老犬のよだれが増えたら、歯周病や口腔内腫瘍の可能性があります。早めに獣医師に相談しましょう。
Q. 車酔いでよだれが出るのは普通ですか?
A. はい、多くの犬が車に乗るとストレスでよだれが出ます。慣れさせるために短い距離から練習するか、獣医師に相談して酔い止めを処方してもらう方法もあります。
犬のよだれは、時として重大な病気のサインかもしれません。でも、正しい知識があれば適切に対処できます。あなたの愛犬が健康でいられるよう、この情報がお役に立てれば幸いです!
犬のよだれと季節の関係
夏場のよだれ対策
夏になると、犬のよだれが増えることがよくあります。これは暑さによる体温調節の一環で、人間の汗と同じような役割を果たしているんです。うちの柴犬は毎年夏になると、水を飲む量が増えてよだれも多くなります。
特に注意したいのは、アスファルトの照り返しがある場所での散歩です。地面が熱いと犬はパンティング(舌を出してハァハァする呼吸)が増え、よだれも多くなります。朝の涼しい時間帯や日陰の多いコースを選ぶと良いでしょう。我が家では保冷剤入りの首輪を使っていますが、犬も気持ち良さそうにしていますよ!
冬場のよだれトラブル
冬は乾燥する季節ですが、実はよだれによるトラブルも増えます。寒い外から暖かい室内に入った時、急激な温度変化でよだれが増えることがあるんです。
「冬なのによだれが凍りつくことってあるの?」と疑問に思うかもしれません。確かに日本では稀ですが、北海道などの寒冷地では散歩中のよだれが凍ってしまうことも。特に長毛種の犬は、あごの毛によだれがついて固まると、皮膚トラブルの原因になります。定期的に拭いてあげるのがベストです。
犬種別によだれの量が違う理由
口の構造による違い
犬種によってよだれの量が大きく異なるのは、口唇の形や顎の構造が関係しています。たとえばブルドッグのような短頭種は、唇がたるんでいるためよだれが溜まりやすい特徴があります。
逆に、シェパードのような長いマズル(口吻)を持つ犬種は、唾液が口の中に留まりやすい構造です。だからよだれがあまり目立たないんですね。犬を選ぶ時は、このような特徴も考慮に入れると良いかもしれません。
遺伝的要因の影響
実は犬のよだれの量は、遺伝的要素も大きく関わっています。セントバーナードのように歴史的に雪山で遭難者救助をしていた犬種は、特殊な唾液腺が発達していると言われています。
これは救助活動中に水分補給が難しい環境で、唾液で口内を潤す必要があったからではないかと考えられています。犬種の歴史を知ると、なぜよだれが多いのか納得できることが多いんですよ!
よだれと食事の意外な関係
ドッグフードの形状が及ぼす影響
あなたの愛犬が食べているフードの形、気にしたことありますか?実は、粒の大きさや硬さによってよだれの量が変わることがあるんです。
小さすぎる粒は咀嚼回数が減り、唾液の分泌量が少なくなります。逆に大きすぎるとうまく食べられずによだれが増えることも。我が家では数種類のフードを試した結果、中型犬用の少し大きめの粒がちょうど良かったようです。
手作りごはんの注意点
手作り食を与えている場合、食材の温度にも気を配りましょう。熱すぎる食べ物はやけどする危険があるだけでなく、よだれを異常に増やす原因になります。
「冷たい方がいいの?」と聞きたくなるかもしれませんが、極端に冷たいのも良くありません。人肌程度がベストです。特に夏場はつい冷蔵庫から出したばかりのものを与えたくなりますが、少し室温に戻してからあげましょう。
よだれにまつわる豆知識
犬のよだれは人間とどう違う?
実は犬の唾液には、抗菌作用のある酵素が多く含まれています。これは傷を舐めることで治癒を早める習性と関係しているんです。でも、過度な舐めすぎは逆効果になるので注意が必要です。
面白いことに、犬同士で顔を舐め合う行為も、この抗菌作用を利用した原始的なケア方法だと考えられています。うちの犬たちがよくお互いの顔を舐め合っていますが、あれは愛情表現だけじゃないんですね!
よだれの色でわかる健康状態
通常のよだれは透明か少し白っぽいものですが、色がついている場合は要注意です。
よだれの色 | 考えられる原因 | 対処法 |
---|---|---|
黄色っぽい | 胆嚢や肝臓の問題 | 早めに受診 |
茶色い | 口腔内出血 | 口内をチェック |
泡状 | 中毒やてんかん | 緊急対応が必要 |
特に泡状のよだれが出た時は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。我が家の愛犬が一度泡状のよだれを出したことがあり、慌てて病院に駆け込んだら軽い中毒症状だったことがあります。早めの対応で大事に至りませんでしたが、本当に怖い経験でした。
よだれ対策グッズの選び方
よだれかけの効果的な使い方
よだれの多い犬には、専用のよだれかけがおすすめです。でもただつければいいわけじゃありません。サイズが合わないと逆にストレスになることもあるんです。
首周りに余裕があり、マジックテープで調節できるタイプが使いやすいですよ。我が家のグレートデンには特大サイズのよだれかけを使っていますが、汚れたらすぐ交換できるように何枚か用意しています。
お手入れが楽な素材選び
よだれかけの素材選びも重要です。吸水性が良く、洗濯してもすぐ乾くものが理想的。最近では撥水加工のものもありますが、蒸れやすいので夏場は避けた方が良いかもしれません。
「毎日洗うのって大変じゃない?」と思うかもしれませんが、実はコットン素材なら手洗いでも簡単にきれいになります。私はお風呂場でシャンプーするついでに、よだれかけも一緒に洗っちゃいます。これなら手間もかかりません!
E.g. :犬のよだれが多い原因とは?考えられる病気や対策などを紹介
FAQs
Q: 犬が急によだれを垂らし始めたらどうすればいい?
A: まずは落ち着いて愛犬の状態を観察しましょう。うちのダックスフントの場合、雷が苦手でストレスでよだれが増えることがあります。一時的なストレスなら問題ありませんが、嘔吐や下痢を伴う場合はすぐに動物病院へ!
特に、電気コードを噛んだ後や変なものを食べた可能性がある時は緊急です。我が家では、犬の届く場所に危険なものを置かないように徹底しています。もし不安なら、かかりつけの獣医さんに電話で相談するのもおすすめですよ。
Q: 老犬のよだれが増えるのは普通ですか?
A: いいえ、年齢とともに自然によだれが増えることは稀です。老犬のよだれ増加は、歯周病や口腔内腫瘍の可能性があります。先日、友人の12歳の柴犬がよだれが増え、検査したら重度の歯周病が見つかりました。
定期的な歯磨きやデンタルケアが予防に効果的。我が家では歯磨きが苦手な犬用に、獣医さんおすすめのデンタルウォーターを使っています。気になる症状があれば、早めに動物病院でチェックを受けましょう。
Q: 車に乗せるとよだれが出るのですが大丈夫?
A: はい、多くの犬が車酔いやストレスでよだれが出ます。特に子犬の頃から車に慣れさせていないと、このような反応が見られがち。私の経験では、短い距離から少しずつ慣らしていくのが効果的でした。
どうしても酔ってしまう場合は、獣医師に相談して酔い止めを処方してもらう方法もあります。愛犬のストレスを軽減するために、車内を涼しく保つなどの配慮も忘れずに!
Q: 犬がよだれを垂らしながら震えているのですが?
A: これは緊急を要する症状の可能性が高いです!考えられる原因として、中毒症状(チョコレートや観葉植物など)、痛み、神経系の問題などが挙げられます。うちの近所のワンちゃんが玉ねぎを誤食して、同じような症状が出たことがありました。
すぐに動物病院に連絡し、何を食べたか(可能なら)、症状が出始めた時間などを伝えましょう。夜間や休日でも、救急対応してくれる病院を事前に調べておくことが大切です。
Q: 犬のよだれ対策で効果的な予防法は?
A: 最も効果的なのは定期的な口腔ケアと危険なものの管理です!具体的には:
1. 週に2-3回の歯磨き(我が家は犬用歯磨きシートがお気に入り)
2. デンタルケア用品の使用(水に混ぜるタイプが簡単)
3. テーブルの上に食べ物や薬を置かない
4. 半年に1回の健康診断
特に歯周病予防は、よだれだけでなく全身の健康にも関わります。小さな習慣が愛犬の長生きにつながりますよ!
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